【初心者向け】初めてのコミケ出展体験談|申し込み〜当日までのリアル全部話します

体験記

コミケに出てみたい。
でも、何から始めればいいのかわからない。

そんな人に向けて、この記事では私たちの初めてのコミケ出展(C94)の体験をもとに、流れや当日のリアルをお伝えします。

この記事は少し前の体験をもとにしていますが、コミケの基本的な流れや感じる不安は今も大きく変わっていません。

「どんな準備が必要なのか」
「当日はどんな気持ちになるのか」

それを疑似体験できるように書いています。

読み終わる頃に、
「自分でも出てみようかな」と思ってもらえたらと思い書きました。


この記事でわかること

  • 初めてコミケに出ようと思ったきっかけ
  • 初めての申し込み〜制作まで雰囲気
  • サークル参加当日の空気感
  • 初参加でぶつかる壁とその乗り越え方
  • 「出てよかった」と思えた理由

この記事のまとめ(忙しい人向け)

春ちゃん
春ちゃん

初めてのコミケってやっぱり大変ですか?

夏ちゃん
夏ちゃん

大変。でも「完璧じゃなくても出す」って決めたのが一番大きかったよ。

春ちゃん
春ちゃん

誰にも手に取ってもらえなかったらどうしようって不安は?

夏ちゃん
夏ちゃん

すごくあった。でも1冊でも手に取ってもらえたら、それだけで報われる。

春ちゃん
春ちゃん

初心者でも出ていいの?

夏ちゃん
夏ちゃん

むしろ最初の一歩として最高の場所だと思うよ。


【初心者向け】初めてのコミケ出展体験談|申し込み〜当日までのリアル全部話します

きっかけ

きっかけは「自分の作品の価値が知りたい」と思ったことだったと思います。

コミケに初めて参加したのは、中学生の頃の体験でした。
当時、お絵描きブログで知り合った人に誘われて、コミケにお手伝いとして参加したことがあります。そのときに見たのは、自分の作品を並べた小さなスペースでした。

机の上に本を並べて、お客さんとやり取りをしている。その光景は、まるで「自分のお店」を持っているように見えました。

その体験がずっと頭に残っていて、「いつか自分もあの場所に立ちたい」と思うようになりました。

社会人になり、仕事で忙しい日々の中でもイラストは描き続けていましたが、あるとき「1冊の作品として形にしてみたい」と思ったことが、コミケ出展の決め手になりました。

春ちゃん
春ちゃん

これから参加する人へ
きっかけは大きくなくて大丈夫です。「ちょっとやってみたい」という気持ちがあれば、それだけで十分ですよ!

準備

コミケに出ると決めたあと、最初にぶつかったのは「何をすればいいのかわからない」という壁でした。

申し込みフォームを開いたときのことは、今でもよく覚えています。サークル名、ジャンル、作品内容、配置希望。ひとつひとつの項目に「これを今決めるのか」と戸惑いました。しかも、その決断が当落に関わるかもしれないと思うと、簡単には選べませんでした。

調べても調べても、新しい単語が出てきます。同人誌のお作法、ページ構成、印刷方法。理解したと思っても、次の疑問が出てくる。その繰り返しで、正直かなり混乱していました。

さらに大きかったのは、「受かるかわからない状態」での準備でした。2月に申し込みをして、当落がわかるのは6月。それまでの数ヶ月間、ずっと不確定な状態が続きます。

本気で描き始めていいのか。もし落ちたらどうするのか。その迷いが常にあって、制作にはどうしてもブレーキがかかっていました。この時期はネタ出しやラフが中心で、「いつでも本気を出せる状態」を保つような感覚でした。

制作自体も手探りでした。コピー用紙にネームを描き、原稿用紙に下書きをして、アナログで作画。それをスキャンしてデジタルに取り込み、SAIでイラストを整え、メディバンペイントでセリフや仕上げを行う。

やることは決まっているのに、「これで合っているのか」がずっとわからない。そんな不安を抱えたまま、ひとつずつ工程を進めていきました。

当初は、4コマとストーリー漫画を合わせた24ページの本を作る予定でした。しかし、思っていた以上に時間がかかり、スケジュールはどんどん厳しくなっていきます。

そして6月、当選の通知が届きました。

嬉しさと同時に、「絶対に落とせない」という責任感が一気に押し寄せてきます。それまでどこかでかけていたブレーキが外れて、「どんな形でも出す」と覚悟を決めました。

そこからは一気に制作を進めました。結果としてボリュームは減り、ストーリー漫画16ページのみになりましたが、それでも「完成させた」という事実は大きな達成感につながりました。

印刷も初めての経験でした。50部を作り、完成した本を手に取ったときの感覚は、今でも忘れられません。ただ、紙質の選び方を間違えてしまい、表紙が丸まりやすいものだったのは反省点でした。

宣伝もほとんどできず、Twitterで告知したのは本番の1週間前。それでも「自分の作品が形になった」という実感は、それだけで十分に価値のあるものでした。

夏ちゃん
夏ちゃん

これから参加する人へ
最初の準備は、わからないことだらけで当たり前。むしろ「全部わからない」状態からスタートするのが普通だ。受かるかどうかもわからない中で手を動かすのは、とても勇気がいるな!

だけど大丈夫!最初はラフでも、ネタ出しだけでもいい。「完全に止まらないこと」だけ意識すれば、当選したときに一気に進められるぞ!

そして何より大事なのは、完成度ではなく「完成させること」。ページが減っても、予定通りにいかなくても、それでいい。1冊作りきる経験は、それだけで次につながる!

当日

当日は、これまでの一般参加とはまったく違う感覚でした。

サークルとして入場し、待機列を横目に会場へ入る。その瞬間に「本当にここまで来たんだな」と実感しました。

夏コミだったこともあり、暑さはかなり厳しく、準備していた食事もほとんど取れませんでした。初参加で余裕がなく、気づけば時間が過ぎていく感覚でした。

今回は友人に手伝いをお願いしていたため、一人ではなかったことが大きな支えになりました。同じジャンルが好きな友人だったので、周囲のサークルを見て回るのも楽しそうにしていて、それを見て少し気持ちが楽になりました。

設営や見本誌提出なども初めてで、周りを見ながらなんとか対応しました。開始のアナウンスと同時に会場が一気に盛り上がる空気は、今でも印象に残っています。

春ちゃん
春ちゃん

これから参加する人へ
初参加はとにかく余裕がなくなります。可能なら誰かと一緒に参加するのがおすすめです。


頒布

頒布が始まると、すぐに現実を知ることになります。

人はたくさんいるのに、誰も止まらない。人気サークルに向かう流れの中で、自分のスペースは素通りされていきます。

「このまま誰も来なかったらどうしよう」
そんな不安が頭をよぎりました。

一般入場から30分が経過しようとした頃—

最初に頒布できた瞬間は、意外とあっさりしていました。

でも、その1冊で一気に気持ちが楽になりました。(初めて手に取っていただいた方、本当にありがとうございました!)

その後は、手に取ってもらえる時間と止まる時間の波がありました。短い間隔で手に取ってもらえることもあれば、しばらく誰も来ない時間もあります。

そして気づいたのは、「実感はあとから来る」ということでした。

夏ちゃん
夏ちゃん

これから参加する人へ
最初に誰も止まらないのは普通!

最初はみんな目当ての人気サークルがあって一目散に並びに行くからな!
目当てのものが手に入った人、少し遅く入場した人が自分たちの島に来るようになってからがまだ無名のサークルのターン!


終了後

午後になると、会場の雰囲気は少しずつ変わっていきます。

人が減り始め、サークルも撤収を始める。15時を過ぎる頃には、かなり落ち着いた空気になっていました。

それでも最後まで残ることにしました。在庫もあったし、何より最後までこの空間を味わいたかったからです。

16時の終了アナウンスとともに、会場には拍手が広がります。その一体感はとても印象的でした。

終わったあとの気持ちは、疲れはもちろんありましたが不思議とネガティブなものはありませんでした。
目の前の残った自分の同人誌を見て、「意外と自分の作品が手に取ってもらえたんだな」という感覚が残りました。

春ちゃん
春ちゃん

これから参加する人へ
結果よりも「参加した経験」が一番大きな価値になります!

そして家に帰って気づきました。

頒布した同人誌に、Twitterのアカウントの記載を忘れてました…….(猛省


学び

初めてのコミケ出展を通して、一番大きかったのは「やってみないとわからない」という実感でした。

準備も当日も、不安ばかりでしたが、実際にやってみると見える景色が大きく変わります。

完璧じゃなくてもいい。
1枚も手に取ってもらえなくてもいい

それでも「出る」ことで得られるものは確実にあります。

特に、「自分の作品が誰かの手に渡る」という体験は、想像以上に大きな意味を持ちます。

夏ちゃん
夏ちゃん

これから参加する人へ
迷っているなら、一度やってみる価値あり。最初の一歩として、コミケはとても良い場所。


まとめ

初めてのコミケ出展は、不安と試行錯誤の連続でした。

それでも、

  • 作品を完成させたこと
  • 誰かに手に取ってもらえたこと
  • 「出る側」に立てたこと

このすべてが、大きな経験になりました。

春ちゃん
春ちゃん

“やってみよう”と思ったら、本当にやってみよう!!!


次回予告

次回は、オリジナルゲーム作品で挑戦したコミケの話をしようと思います。
ガルパンのような既存ジャンルの後ろ盾がないオリジナル作品・・・・

「0枚終了かもしれない」という不安の中で参加し、それでも「出てよかった」と思えた理由をお話しします。

おまけ

この記事を書くのに、当時の絵とか引っ張り出したものの一部です。

最後のページの1コマのラフ