創作の墓場で大事にしたかった世界観の話

個人開発

創作の墓場を作るうえで、最初から強く意識していたのが「世界観」です。

機能だけで考えれば、このサービスはファイルをアップロードして一覧表示するだけの仕組みにもできます。
でも、それだけだとこのサービスである意味が弱いと感じました。

そこで、ファイルを登録することを「アップロード」ではなく「葬送」と呼び、登録されたデータを「墓」と表現することにしました。

この言い換えによって、ユーザーの体験はかなり変わります。

  • ただ保存するのではなく、区切りをつけて置く感覚
  • いらなくなったものを捨てるのではなく、弔う感覚
  • あとから見返すことも含めて、意味を持たせる感覚

こうした少し感情に寄った体験が、このサービスの面白さになると考えました。

また、UIや文言についても、できるだけ世界観が壊れないように調整しています。
例えば、一般的なサービスでよくある「投稿する」「削除する」といった表現をそのまま使うのではなく、サービスのコンセプトに合う言葉「葬る」へ置き換えることを意識しました。

ファイルアップロード画面
ファイルアップロード画面

もちろん、世界観を優先しすぎると使いづらくなることもあります。
そのため、分かりやすさとのバランスはかなり悩みました。

特に初めて使う人にとっては、独特な表現が多すぎると何をすればいいか分からなくなる可能性があります。
そのため、言葉は少し遊びつつも、操作そのものはシンプルに保つようにしています。

個人開発では、機能だけでなく「どう感じてもらうか」を考えるのも面白い部分です。
創作の墓場では、これからも単なる便利さだけではなく、少し印象に残る体験を作っていきたいです。

↓投稿イメージ

Live2Dで作成したコミケ用モデル確認動画の墓 | 創作の墓場
今後特に使わないため葬送